加熱式タバコの種類とニコチン量・値段やニオイ害の有無・減本は可能?
紙タバコより健康や副流煙の被害が少ないと人気の加熱式タバコですが、本当に問題はないのでしょうか。
また種類も多く間違って選んでしまうと、せっかく節約や体の事を思って乗り換えても、挫折してしまい紙タバコに戻る人も多いのが現状です。
そこで、加熱式タバコの種類やネックになるメンテナンスやフレーバー・ニコチン量などを比較し、減本や禁煙がメインの人、健康や節約したい人などに合うものが選べるようにまとめてみました。
加熱式タバコはニコチン量やニオイなどはかなり抑えられると言われていますが、結局自分に合わないとやめてしまう人が多いので、上手く選んで使いこなしましょう。
やはり紙タバコに比べると、健康や金銭面以外にも見た目もカッコいいと人気なので、加熱式タバコをどう選ぶかは重要です。
加熱式タバコの種類
加熱式タバコは、通常のタバコ同様税金がかかる「タバコ」で、ニコチン・タールゼロの電子タバコ(ベイプ)とは違うものです。
また、温度により高温と低温の2種類に分かれ、大方以下の4種類があり、高温のほうが喫味は強く、ニオイも強め、低温は喫味が弱い半面、ニオイが少ない特徴があります。
加熱式種類 | 温度 | タバコ味 | ニオイ |
---|---|---|---|
アイコス | 高温度 | 強め | 強い/低減タイプ有 |
グロー | 高温度 | 中間 | 少なめ |
リル ハイブリッド | 中高温度 | クセあり | 少なめ |
プムール | 低温度 | 軽い | 少ない |
それぞれ、味や吸い心地があり好みは分かれますが、メンテや充電が必要なのも加熱式タバコの特徴です。
味が合わない、メンテが面倒で通常タバコに戻る人もいるので、以下も参考にしてください。
種類 | メンテ | フレーバー |
---|---|---|
アイコスイルマ | 不要 | テリア12種 |
アイコスイルマプライム | 不要 | テリア12種 |
アイコス3DUO | 1箱使用毎/1回 |
マルボロヒートスティック13種、ヒーツ8種 |
アイコス3マルチ | 1箱使用毎/1回 |
マルボロヒートスティック13種、ヒーツ8種 |
グローハイパープラス | 21箱使用毎/1回 |
KOOL2種類、neo9種類 |
グローハイパー | 1箱使用毎/1回 |
KOOL2種類、neo9種類 |
グロープロ | 1箱使用毎/1回 | neo6種類、KENT8種類 |
グロープロスリム | 1箱使用毎/1回 | neo6種類、KENT8種類 |
プルーム・テック | 1箱使用毎/1回 | メビウス7種、ピアニッシモ2種 |
プルーム・テック・プラス | 1箱使用毎/1回 | メビウス14種、ピアニッシモ2種 |
プルーム・エス | 1箱使用毎/1回 | キャメル8種類、メビウス4種類 |
プルーム・テック・プラス・ウィズ | 不要 | メビウス15種 |
リル ハイブリッド | 不要 | 4種 |
加熱式タバコは好みの味とガツンとくる感じの有無、メンテのしやすさなど自分に合ったものを見つける必要があります。
そのため、種類を変える場合は本体を買う事になりますが、どの位の価格なのでしょうか。
加熱式タバコのニコチン量と値段
まず各種類のニコチン量ですが、以下の様になりニコチン量が多いものの方がタバコからの移行がしやすくなります。
紙タバコ | アイコス | グロー | プルーム・テック |
---|---|---|---|
ニコチン量100% | 57~84% | 23~27% | 13% |
そのため、アマゾンや楽天の加熱式タバコの売れ筋商品でも、アイコスやグローなどのタバコに近いものが人気です。
ちなみにプルーム・テックは吸った感じが軽いため、ニコチンタール0の電子タバコなどで禁煙を考えている人に人気があり、、リル ハイブリッドは使い勝手や味の好みで好き嫌いが分かれます。
次に加熱式タバコの本体価格は、安いもので1,000円以下~高いものでは1万超えで購入が可能です。
以下のように意外と本体も手に入れやすい価格帯ものも多いので、平均2個持っている人も多く、ニオイや吸いやすさなどで家用と外用で使い分けする人も結構います。
種類 | 価格 | フル充電時間 |
---|---|---|
アイコスイルマ | 8,980円 | 135分/1箱分 |
アイコスイルマプライム | 12,980円 | 135分/1箱分 |
アイコス3DUO | 6,980円 |
チャージャ約120分 |
アイコス3マルチ | 4,980円 | 75分/連続10本 |
グローハイパープラス | 980円 | 約210分/1箱分 |
グローハイパー | 480円 | 約90分/1箱分 |
グロープロ | 980円 | 約90分/1箱分 |
グロープロスリム | 1,980円 | 約90分/1箱弱分 |
プルーム・テック | 2,500円 | 約90分/1箱分 |
プルーム・テック・プラス | 2,980円 | 約60分/1箱分 |
プルーム・エス | 3,980円 | 約90分/1箱分 |
プルーム・テック・プラス・ウィズ | 2,980円 | 約60分/1箱分 |
リル ハイブリッド | 6,980円 | 100分/1箱分 |
加熱式タバコは、まず本体を購入し、それに合ったフレーバーやスティック(約550円)を購入しなければなりません。
また、デバイスが違うとフレーバーやスティックが合わないため、吸いたいものに合わせて本体を持つ必要があります。
加熱式タバコの成功の鍵は、味が自分の好みかどうかが重要になるため、口コミなどをまずは参考にすることをオススメします。
加熱式タバコのニオイや体への害は
加熱式タバコは、従来の紙タバコと違い専用タバコを加熱し、エアロゾル(霧状)化したニコチンを吸入するタイプのたばこ製品です。
タール以外でも様々な有害性物質を約90%低減するため、体への影響は少ないといわれています。
しかし、加熱式タバコは健康被害が少ないと言われているものの、2013年12月から販売されまだ日が浅いため、長期使用に伴う健康影響は明らかになっていません。
そのため、できれば加熱式タバコや電子タバコでニコチンを減らしていき自然に禁煙に近づける方が無難です。
加熱式タバコで減本やニコチン減は可能?
加熱式タバコで減本やニコチンを減らすことはやり方次第で可能です。
実際、加熱式タバコは、紙タバコに比べると健康被害やニコチン量が少なく、統計では利用者の6割は健康のため、3割は禁煙のために使用をしています。
ただ加熱式タバコの種類によってニコチン量が違うため、急にニコチンが低いものを吸ってしまうと失敗する可能性が高く、以下の様に徐々低いものへと移行することで禁煙はかなりしやすくはなります。
普通のタバコ→アイコス→グロー →プルームテック→電子タバコ→禁煙
紙タバコ | アイコス | グロー | プルーム・テック |
---|---|---|---|
ニコチン量100% | 57~84% | 23~27% | 13% |
しかし、完全に禁煙をすることが難しい場合は、ニコレスやガムなど禁煙補助商品を上手く利用し、最終的にはタバコをやめることをオススメします。
加熱式タバコも電子タバコも、データが無い分、将来的にどの程度体に害を及ぼすかがわかりません。
現実、加熱式や電子タバコは健康被害が少ないと言いつつも、データを取るために人体実験をされているようなものなので、禁煙をゴールに少しずつでも害のないものに変えていく方が無難です。
紙タバコを吸っているときは禁煙に失敗しても、ニコチンが少ない状態だと意外と楽に禁煙できるかも知れませんよ。